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bitFlyer(ビットフライヤー)とcoincheck(コインチェック)は国内の仮想通貨取引所!
仮想通貨の取引所は、国内のサービスと海外のサービスの2種類に大きく分けられます。
「日本のサービスが良い」「安心して利用したい」といった人には国内の取引所がおすすめですよ。
国内の仮想通貨取引所の中でも、bitFlyer(ビットフライヤー)とcoincheck(コインチェック)は知名度の高いサービスとなっています。
- bitFlyer(ビットフライヤー)は約10万BTCと世界第3位の取引量
- coincheck(コインチェック)は約3万と世界第14位の取引量
上記のように1日当たりのビットコインの取引量はどちらも多く、仮想通貨の売買のために利用している方が増えているのは間違いありません。
bitFlyer(ビットフライヤー)とcoincheck(コインチェック)を徹底比較してみた!
「ビットコインを買いたい」といった時に、取引所の選び方で迷っている方はたくさんいます。
1つのサービスを選ぶに当たって、気にすべき項目は大まかに次の4つですね。
- 取引所の経営が安全なのかどうか
- セキュリティに問題はないか
- 取り扱いのアルトコインやトークンは多いか
- サーバーが安定していてサイトやアプリが使いやすいか
そこで、このページでは国内の取引所でも代表的なサービスであるbitFlyer(ビットフライヤー)とcoincheck(コインチェック)を徹底比較してみました。
ビットコインにしてもアルトコインにしても仮想通貨の売買では取引所の口座を開設しなければならないので、どちらのサービスが自分に合っているのか検討してみてください。
coincheck(コインチェック)はNEM(ネム)の流出で登録不可!
どちらの仮想通貨取引所が良いのか比較する前に、2018年の3月現在でcoincheck(コインチェック)は新規登録の受け付けを停止している点を押さえておかなければなりません。
2018年の1月28日に、coincheck(コインチェック)から仮想通貨のNEM(ネム)が流出したとニュースで報道されました。
日本円にして約580億円とNEM(ネム)が盗難されたことで、驚きを隠せなかった人も多かったのではないでしょうか。
詳しく説明すると長くなりますので、簡単にcoincheck(コインチェック)の流出騒動について見ていきます。
- 1月26日に公式TwitterやメールでNEM(ネム)の入金が制限されたと通知があった
- ハッキングによってcoincheck(コインチェック)のXEMアカウントから別のアカウントに仮想通貨が移動していた
- abemaニュースやニコ生の記者会見で不正アクセスによる不正送金があったと発表があった
- 日本円や他のアルトコインも自由に動かせない状況が続いた
- 2月13日から今まで停止していた日本円の出金が開始された
- 業務改善報告書を提出して今後も事業を継続すると表明している
この事件が起きたのは、仮想通貨をコールドウォレットではなくアクセスできる状態のところに保管していたり、マルチシグを実装していなかったりと原因は様々ですね。
今後の対応は気になるところですが、セキュリティ体制に何かしらの不備があったのは間違いありません。
bitFlyer(ビットフライヤー)の方がセキュリティに力を入れている
coincheck(コインチェック)の流出騒動を受けて、bitFlyer(ビットフライヤー)は更にセキュリティに力を入れました。
二段階認証や複数回のログイン失敗によるアカウントロックを採用している点では一緒でも、bitFlyer(ビットフライヤー)では次の試みも行っていますよ。
- 三井住友海上火災保険に加入している
- 最高ランクのサイトの暗号化(SSL)認証を使っている
- セキュリティ強度の高いハッシュ関数のSHA-2(SHA-256)を採用している
お客様が安心して仮想通貨の売買や取引ができるように、セキュリティを徹底しているのが魅力的です。
以下のページでも説明しましたが、bitFlyer(ビットフライヤー)はsqueen社のセキュリティ評価で世界一に認定されました。
coincheck(コインチェック)のような事件が二度と起きないように、安全性を高める取り組みを常に行っています。
coincheck(コインチェック)と比較して今後も安全に仮想通貨の取引や売買ができますので、国内の取引所の口座を開設予定の方はbitFlyer(ビットフライヤー)を選んでみてください。
経営の健全性はbitFlyer(ビットフライヤー)に軍配が上がる
経営の健全性で比較してみると、coincheck(コインチェック)ではなくbitFlyer(ビットフライヤー)に軍配が上がります。
その理由の一つが資本金で、2つのサービスにどの程度の違いがあるのかまとめてみました。
- coincheck(コインチェック)は9,200万円
- bitFlyer(ビットフライヤー)は41億238万円
自分のお金やビットコインを預ける以上、簡単に潰れてもらっては困りますよね。
bitFlyer(ビットフライヤー)の方が圧倒的に資本金が多く、安定した経営を続けていることがお分かり頂けるのではないでしょうか。
また、出資会社もcoincheck(コインチェック)が「インキュベイトファンド」「ANRI」「セレス」の3社なのに対して、bitFlyer(ビットフライヤー)は次のようにたくさんの会社が出資しています。
- SMBCベンチャーキャピタル
- みずほキャピタル
- 三井住友海上キャピタル
- ベンチャーラボインベストメント
- SBI investment
- 電通デジタルホールディングス
- GMO Venture Partners
- インキュベイトファンド
仮想通貨取引所の中でも出資会社の多さはトップクラスですので、bitFlyer(ビットフライヤー)は国内でナンバーワンのサービスと言っても過言ではありません。
手数料はbitFlyer(ビットフライヤー)の方が安い
仮想通貨の売買や取引を行うに当たり、手数料でサービスを比較するのは大事ですね。
中でも短期トレードで儲けようと考えている方は、なるべく手数料が安い取引所を選ぶ必要があります。
bitFlyer(ビットフライヤー)とcoincheck(コインチェック)では、次のように手数料に大きな違いがありました。
取引所名 | bitFlyer(ビットフライヤー) | coincheck(コインチェック) |
---|---|---|
銀行振込 | 銀行により異なる | 銀行により異なる |
クイック入金 | 324円 | 756円~ |
コンビニ入金 | 324円 | 756円~ |
出金手数料 | 216円~ | 400円 |
coincheck(コインチェック)でアルトコインの売買を行うと、本来の価格にプラスして3%のスプレッドが上乗せされます。
消費税よりも小さくても積み重なると意外と大きな負担になりますので、手数料の安さを重視している方にはbitFlyer(ビットフライヤー)がおすすめです。
ただし、bitFlyer(ビットフライヤー)でもユーザー同士の売買の取引所形式ではなく、運営元から直接購入する販売所形式だと一定額の手数料を取られてしまいますので注意してください。
取り扱いのアルトコイン数はcoincheck(コインチェック)の方が多い
ここまではbitFlyer(ビットフライヤー)の良い部分が抜きん出ていますが、取り扱いのアルトコインの数で比較してみるとcoincheck(コインチェック)に軍配が上がります。
bitFlyer(ビットフライヤー)はビットコインを除く6種類と少ないのに対して、coincheck(コインチェック)では次の12種類のアルトコインを取り扱っていました。
- BCH(ビットコインキャッシュ)
- ETH(イーサリアム)
- ETC(イーサリアムクラシック)
- LTC(ライトコイン)
- XRP(リップル)
- XEM(ネム)
- XMR(モネロ)
- REP(オーガー)
- DASH(ダッシュ)
- LISK(リスク)
- ZEC(ジーキャッシュ)
- FCT(ファクトム)
ZEC(ジーキャッシュ)やFCT(ファクトム)など、比較的マイナーなアルトコインを購入したい人にはcoincheck(コインチェック)が適していますよ。
しかし、海外の仮想通貨取引所と比べてみると、どちらのサービスも遠く及びません。
海外の取引所の中でも知名度が高いBINANCE(バイナンス)では100種類以上の仮想通貨を売買できますので、選択肢の一つに加えてみてください。
bitFlyer(ビットフライヤー)は補償制度が用意されている
銀行の預金には、1金融機関1預金者当たり1,000万円までの補償があります。
この補償のシステムをペイオフ制度と呼び、万が一銀行が破綻した時でも安心ですね。
一方で仮想通貨取引所では銀行のペイオフのような制度は整っていないため、各サービスの補償制度を事前に比較しておかなければなりません。
coincheck(コインチェック)は補償制度が未施行なのに対して、bitFlyer(ビットフライヤー)では次の盗難補償制度が用意されていました。
- 日本円の不正出金があった際に適用される
- 預かり資産の合計が100万円以上で更に二段階認証のユーザーに限り最大500万円まで補償
- 上記以外のユーザーは10万円まで補償
ビットコインやアルトコインの盗難には対応していないものの、他社に先駆けて補償制度を試行した点は高く評価できます。
bitFlyer(ビットフライヤー)の盗難補償サービスについて更に詳しく知りたい方は、以下のページも合わせて目を通しておきましょう。
まとめ
以上のように、国内の仮想通貨取引所という点では同じでも、bitFlyer(ビットフライヤー)とcoincheck(コインチェック)に大きな違いがあることがお分かり頂けたと思います。
現段階ではcoincheck(コインチェック)に登録できないものの、セキュリティや信頼性で比較してbitFlyer(ビットフライヤー)の方が安心です。
ビットコインを無料でもらえるキャンペーンが用意されていたり、ビットコインでチャージ可能なVisaプリペイドカードがあったりと魅力的なところは多いので、bitFlyer(ビットフライヤー)に登録して仮想通貨の売買を始めてみてください。