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bitFlyer(ビットフライヤー)の取り扱い通貨別の特徴
仮想通貨取引所を選ぶに当たり、取り扱いの通貨や銘柄を確認しておくのは大事です。
自分が欲しいと思ったコインがなければ、売買や取引を行うことはできません。
国内で大手の取引所のbitFlyer(ビットフライヤー)は、次の7種類の仮想通貨を取り扱っています。
- Bitcoin(BTCビットコイン)
- Ethereum(ETHイーサリアム)
- Ethereum Classic(ETCイーサリアムクラシック)
- Litecoin(LTCライトコイン)
- Bitcoin Cash(BCHビットコインキャッシュ)
- Monacoin(MONAモナコイン)
- LISK (LSKリスク)
以前までbitFlyer(ビットフライヤー)はビットコイン専門店と言われていましたが、今では大分バラエティー豊かになりましたね。
取り扱い通貨が13種類の同じ国内取引所のcoincheck(コインチェック)と比較すると少ないものの、取引量が多くてセキュリティがしっかりとしているからこそ登録者数が増えています。
ここではbitFlyer(ビットフライヤー)の取り扱い通貨別の特徴をまとめていますので、仮想通貨の売買を考えている方は一度目を通しておきましょう。
Bitcoin(ビットコイン)
Bitcoin(ビットコイン)は、bitFlyer(ビットフライヤー)だけではなくどの取引所でも取り扱っています。
世界初の仮想通貨で、売買や取引をしたことがない人でも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
Bitcoin(ビットコイン)がどんな特徴を持つのか、P2Pネットワークやブロックチェーンなどのシステムを中心にまとめてみました。
- 中央機関を持たずに分散したノードで運営されているのがP2Pネットワーク
- P2Pネットワークの仕組みを支えているのがブロックチェーンと呼ばれる技術
- ビットコインの売買や取引を行うとデータが生まれる
- ブロックいう単位に格納してP2Pネットワークの参加者が不正がないか確認し合う
- 承認されると鎖のように繋がったブロックチェーンになる
この仕組みを利用することで円やドルなど法定通貨とは違い、中央機関を通さずにスピーディーかつ低コストで海外送金ができますよ。
ブロックチェーン技術が発明されるきっかけとなった通貨がBitcoin(ビットコイン)で、経済活動が円滑に進むわけです。
調べれば調べるほどBitcoin(ビットコイン)の可能性は広くなる一方で、こんな使い道があります。
- 長期保有して1BTC当たりの価格が高くなるのを待つ
- 価値の変動を利用して通貨トレードに使う
- インターネットショッピングや実店舗の買い物で使う
- 仮想通貨を使ったFX取引で短期売買をして儲ける
bitFlyer(ビットフライヤー)を使ったビットコインの買い方は以下のページで詳しくまとめていますので、売買の流れを押さえておきましょう。
Ethereum(イーサリアム)
ビットコインが時価総額ランキングで1位なのに対して、2位に位置している仮想通貨がEthereum(イーサリアム)です。
bitFlyer(ビットフライヤー)の取り扱い通貨の中でも人気が高く、アルトコインの中でもメジャーなのは間違いありません。
仮想通貨という点ではビットコインと一緒ですが、Ethereum(イーサリアム)には次の特徴があります。
- 通貨のやり取りに加えて契約の情報を取引データに載せられるスマートコントラクトと呼ばれる機能を持つ
- 中央機関を通さずに当事者同士で透明性や信頼性の高い契約が自動執行される
- ブロックチェーン上でアプリケーションの作成が可能
- 仮想通貨の資金調達法のICO(Initial Coin Offerings)が使われている
取引データしか記録できないビットコインに対して、Ethereum(イーサリアム)は利用者同士が自動で契約を執行できる柔軟性があるからこそ注目されているわけですね。
しかし、スマートコントラクトの機能も完璧とは言えないので、今後の進化が楽しみな銘柄なのではないでしょうか。
bitFlyer(ビットフライヤー)では販売所形式でのみ、将来性のあるアルトコインのEthereum(イーサリアム)の売買や取引が可能です。
Ethereum Classic(イーサリアムクラシック)
Ethereum Classic(イーサリアムクラシック)は、イーサリアムが分裂して作られました。
仮想通貨は分裂を繰り返すことが多く、その大きな理由は次の2つです。
- コミュニティ内で意見の食い違いが起こる
- どちらもお互いが正しいと主張している
イーサリアムが分裂してEthereum Classic(イーサリアムクラシック)が誕生したのは、2016年の6月に起きたハッキング事件のTHE DAO事件が関係しています。
- THE DAO事件では約65億円のETHが何者かに盗まれてしまった
- ブログラムの脆弱性をつかれたのが大きな原因だった
- 事件の対応策として互換性のないアップデートを実施した(ハードフォーク)
- 不正送金された前の状態に戻してなかったことにした
上記の流れでハッキングの対処をしましたが、ハードフォークが理念に反するのではないかと意見が飛び交い、その人たちによって作られた仮想通貨がEthereum Classic(イーサリアムクラシック)です。
Ethereum Classic(イーサリアムクラシック)はモノにセンサーを組み込んでネット回線と接続し、遠隔地から操作したり通信で動かしたりするIoT(Internet of Things)への活用が期待されています。
その影響で価値が上昇するのではと噂が飛び交っていますので、将来性に期待してbitFlyer(ビットフライヤー)で購入するのは選択肢の一つですよ。
Litecoin(ライトコイン)
Litecoin(ライトコイン)は徐々に知名度が増しているアルトコインで、bitFlyer(ビットフライヤー)でも取り扱いが始まっています。
「ビットコインが金ならライトコインは銀を目指す」といったコンセプトにより、元Googleのエンジニアのチャーリー・リー氏によって開発されました。
他の仮想通貨と違い、Litecoin(ライトコイン)にどんな特徴があるのか見ていきましょう。
- 発行量(流通量)が8,400万LTCと非常に多いので日常利用に適している
- ショッピングや航空券など決済や送受金を行うことができる
- 取引にかかる平均ブロック生成時間が約2.5分とビットコインの約4倍のスピードを持つ
仮想通貨で代表的なのはビットコインですが、取引のスピードが遅いといった欠点があります。
そのデメリットを解消したのがLitecoin(ライトコイン)で、「取引速度の速さ=決済で便利」と考えられるわけです
しかし、現在では更に平均ブロック生成時間が速い銘柄が登場しているため、他の通貨とどう差別化を図れるのかがLitecoin(ライトコイン)の値動きの鍵となりますね。
Bitcoin Cash(ビットコインキャッシュ)
イーサリアムが分裂してイーサリアムクラシックになったのと同じように、Bitcoin Cash(ビットコインキャッシュ)はビットコインの分裂で誕生しました。
2017年の8月1日にハードフォークが行われて生まれた仮想通貨で、bitFlyer(ビットフライヤー)で取り扱われるようになったのもつい最近です。
ビットコインは完璧な通貨ではなく、取引量の増加によるパフォーマンスの低下のスケーラビリティが問題視されていました。
その対応策がグループ間で対立し、ビットコインコア派が主導となってBitcoin Cash(ビットコインキャッシュ)が誕生しています。
以下では、Bitcoin Cash(ビットコインキャッシュ)の特徴を幾つか挙げてみました。
- ブロックサイズがビットコインの8倍の8MBと大きい
- 送金詰まりや手数料の高騰を避けられる
- 理論上では約8倍の取引ができる
ビットコインの価値の上昇でこの銘柄も比例して上がっていくと予想されていますので、bitFlyer(ビットフライヤー)で購入してみても良いのではないでしょうか。
Monacoin(モナコイン)
Monacoin(モナコイン)は、2014年の1月1日に生まれた純国産の仮想通貨です。
2ちゃんねるの有名なキャラクターであるモナーがモチーフで、bitFlyer(ビットフライヤー)で取り扱いが開始されてから価格が一気に高騰しました。
かなり値動きが激しいのでリスクはあるものの、Monacoin(モナコイン)にはこんなメリットがあります。
- 日本産の仮想通貨で安心できるという意見が多い
- ブロック作成時間が約90秒とスピーディーな取引が可能
- 日本語のコミュニティが活発で高い支持を得ている
以下のページではbitFlyer(ビットフライヤー)を使ったモナコインの買い方や手数料についてご説明していますので、純国産の仮想通貨に興味をお持ちの方は参考にしてみてください。
LISK(リスク)
bitFlyer(ビットフライヤー)のTwitterでは、次のように2018年の1月中に新しいアルトコインを追加すると記載されていました。
【10,000フォロワー達成キャンペーン】
・フォロワーの皆様を対象に抽選で100名様に、1名様につき10億watanabe (=10 MONA)をプレゼントします。当選者には1月9日以降bitFlyer公式アカウントからDMにて通知をさせていただきます。
・1月中に新規アルトコインを導入します。(何かはお楽しみ) pic.twitter.com/wS6d1Y9OFi— 加納裕三 (Yuzo Kano) (@YuzoKano) 2018年1月5日
その仮想通貨がLISK (リスク)で、既に販売所形式で売買や取引が行われていますよ。
仮想通貨の時価総額ランキングでは20位辺りをうろうろしていますが、単価が安いからこそ参入しやすいのが魅力的です。
LISK (リスク)がどんな特徴を持つアルトコインなのか簡単にまとめてみました。
- サイドチェーンの採用で最低限のデータだけ記録して高速化を目指している
- ブロックチェーン上で運用するDApps(Decentralized Applications)が採用されている
- プログラミング言語のJavaScriptの使用で扱える人口が多い
アルトコインの中でも値動きは激しいのですが、開発への参入ハードルが低くて成長しやすい銘柄ですので、購入する価値は多いにあります。
コインチェックの不正送金事件でLISK (リスク)を取り扱う国内取引所はbitFlyer(ビットフライヤー)だけとなりましたので、公式サイトにアクセスして口座を開設してみましょう。
bitFlyer(ビットフライヤー)の今後の銘柄追加予定!
自分が使っている仮想通貨取引所で、取り扱いの通貨や銘柄が増えるのは嬉しいものです。
購入できる仮想通貨の種類が増えれば、投資の選択肢も幅広くなります。
そこで、bitFlyer(ビットフライヤー)の今後の銘柄追加予定が気になっている方は多いのではないでしょうか。
しかし、2018年の3月現在でbitFlyer(ビットフライヤー)の公式サイトやTwitterで、新しい銘柄の追加をほのめかす記載はありません。
最後に取り扱い通貨を増やしたのは2018年1月のLISK (リスク)で、今のところは更に増える予定はないのです。
とは言え、bitFlyer(ビットフライヤー)は大手の仮想通貨取引所だからこそ、次の銘柄が追加されるのではないかと噂が飛び交っていました。
- Googleの出資で将来性が期待できるRipple(リップル)
- ベンチャーキャピタルからの多額の融資があるFactom(ファクトム)
- 2018年の1月に価格が急上昇しているDASH(ダッシュ)
どれも時価総額のランキングで上位に位置しているアルトコインですので、新しく追加されても不思議ではないですね。
他の取引所に負けないように取り扱い通貨の数が増えていく可能性は高いため、今後のbitFlyer(ビットフライヤー)の動向を追っていきましょう。
まとめ
以上のように、bitFlyer(ビットフライヤー)では取り扱い通貨や銘柄が少しずつ増えています。
仮想通貨は分散投資ができる点が魅力的ですので、どの銘柄を購入しようか今一度考えてみてください。