目次
仮想通貨投資はガチホが最強なのか?
仮想通貨投資をしているブログやTwitterを見ていると、「ガチホ最強!」というのをよく目にします。中には、「数年はガチホしろ!」みたいな意見もありますが・・・。
果たして、本当に仮想通貨投資はガチホが最強なのでしょうか?
仮想通貨における「ガチホ」の意味とは
「ガチホ」は、「ガチホールド」の略称として使われています。
仮想通貨をガチホするメリット
仮想通貨をガチホすることにはメリットがあります。
市場が右肩上がりで伸び続けている間であれば十分なリターンをもたらしてくれるでしょう。また、初心者の方であれば下手に売買を繰り返すよりもガチホの方がいい、というのは同意見です。
狼狽売りをしないで済む
狼狽売りとは、仮想通貨市場にとってネガティブな材料(ニュースなど)が出て価格が急落した時に、パニックを起こして保有している通貨を売却してしまうことです。初心者の方に多いかもしれません。
株でも為替でも、相場というのは材料(ニュースなど)に対して過剰に反応する傾向があります。一時的には急落しても、しばらくするとリバウンドすることも多いため狼狽売りは禁物であると言われています。
その点、あらかじめガチホを決め込んでおけば、狼狽売りをしないで済むわけです。
利確しないので税金面で有利
仮想通貨の税金は、1月1日から12月31日までに確定した利益(仮想通貨から仮想通貨への交換を含む)に対してかかります。一方で、含み益には税金がかかりません。
仮想通貨をガチホしていれば、利確(利益確定)もしないことになりますので、どれだけ保有している銘柄の価格が上昇しても税金はかからないわけです。
もちろん将来的に利益を確定したタイミングで税金は発生しますが、課税を繰り延べすることで資金効率が良くなります。
仮想通貨のガチホをおすすめしない理由
私自身は仮想通貨をガチホするつもりはありません。そもそも、3年後や5年後にどうなっているのかはまるでわからない市場なので、長期投資には向いていないと考えているからです。
価格が上がって十分に利益が出れば売却しますし、価格が下がって暴落していれば反転を期待して購入します。そういう意味では短期投資に近いです。
加えて、仮想通貨市場は材料(ニュースなど)が出てから市場が反応するまでのタイムラグが長いと感じています。つい先日も国内の大手取引所が盗難被害に合い、破綻騒動からほぼ全ての仮想通貨が10%くらい下がる局面がありましたが、発表してから織り込むまで1~2時間かかっていました。
ちなみに上記の盗難事件については数時間後には何事もなかったのように反転して元の水準に戻っています。狼狽売りをした投資家は痛い目を見る結果になったわけです。
しかし、上級者の方であればすぐに反応して売却、底を確認してから買い直すこともできたでしょう。株のトレーダーとして有名なcis氏は上手に利益を出していました。
過去のゴックスの時はゴックス底だったけど
今回はどうなるんだろ?
昔と違って今は参加者が多様化してるから損切り遅くて長引く気もする— cis@株 先物 FX 仮想通貨 ドラクエ (@cissan_9984) 2018年1月26日
渦中の円建てビットコイン現物買い敢行!!!
114万平均程度— cis@株 先物 FX 仮想通貨 ドラクエ (@cissan_9984) 2018年1月26日
ゴックス爆下げ買いのビットコインは海外に送って日本円換算134万ぐらいで売り
— cis@株 先物 FX 仮想通貨 ドラクエ (@cissan_9984) 2018年1月28日
仮想通貨の短期売買は手数料を心配する方もいるみたいですが、Zaifであれば板取引ですし手数料はかかりません。むしろ、ビットコインについては手数料がマイナス(売買すれば売買するほど儲かる)という仕様です。
また、Zaifでは仮想通貨の価格が下がることに賭けて空売りをすることも可能です。私も暴落時はこれで儲けさせてもらいました。
まとめ
仮想通貨をガチホしていれば、初心者にありがちな狼狽売りは回避できますし、利確をしないので税金もかかりません。但し、ガチホが有利なのはあくまでも市場が右肩上がりで伸び続けている時だけです。
現在こそ仮想通貨の盛り上がりは凄いですが、国家の規制などもありえるため長期的な展望は誰にもわかりません。満足できる金額を稼いだら、そのタイミングで一足先に抜けてしまうのも大いにありでしょう。
株や為替も同じですが、利益を確定した時にはじめて儲けになります。自分の銀行口座に入金されるまでが仮想通貨投資であることを忘れてはいけません。
※仮想通貨の技術的・商業的可能性を信じ、特定の銘柄を長期でガチホする方を否定する意図はないです。